才色兼備で高嶺の花の彼女を溺愛したいんだ
日常に戻った?
部活が始まった。
「おはよう」
「おはよう、愛菜」
バス停に迎えに来てくれていた。
愛菜の制服はスカートに戻りしばらくはバスで通うことに決めた。
朝も帰りもりっくんとの時間をゆっくり取りたいために……
新学期のテストの為に部活終わりに少し話して帰ることに2人で決めた。
少しバタバタと色んな事がありすぎた。
勉強もちゃんとしなくちゃねとりっくんの成績も心配だったのだ。
三学期が始まりすぐに県大会があり、優勝はK高校、総体こそはと部員の結束も強まった。
愛菜達は三年生に進学した。
三年生ではまた凛華と同じクラスになった。
総体まで1ヶ月を切っていた。
ゴルフのシーズンも始まっていたが今年は愛菜の為に母親が家にいるらしい。
「あのね、りっくん……」
「ん?」
2人は部活終わりにいつもの公園に来ていた。
「私ね…進学もしてプロも目指す事にしたよ」
「……大変な道を選択したな、ゴルフが強い大学に行く?」
「んー、まだそこまでは……勉強もしたいんだよね」
「勉強が嫌なら高校のゴルフ部に行ってるよな」
「まあね、もちろんオープンキャンパスはできるだけ行くつもり」
「僕は多分地元の国立を目指すかな、由依にも金がいるし」