才色兼備で高嶺の花の彼女を溺愛したいんだ
ちょっと理久斗くんがへこんだ顔をした。
「背高いから目立つよ」
「まあ、低くはないかな、愛菜も160くらいはある?」
「あるよ」
「愛菜はスタイルもいいもんな、水着を楽しみにしてる」
「水着かぁ……あんまり自信ないんだよね」
理久斗くんにジロジロ身体を見られた。
「女子が自信ないってどういうとこで?ぽっちゃりした子は何となくわかるけど、愛菜はそうでもないでしょ、僕から見ると胸もあるし、ウエストもくびれあるしさ……」
「んー、まず、恥ずかしいでしょ?肌を出すのが」
「水着だよ?」
「そうだけど……私はやっぱりお腹だよ」
「そんなことないよ」と言うとウエストを触ってきた。
「やーだ」
「ごめん、でもやっぱり細い」
「私、結構食べるからお腹でちゃうのよ」
「え、よく食べる子大好き!愛菜にそういうイメージなかった、嬉しい」
嬉しい?何でだろ?
「とにかく恥ずかしいの!だってまだお互いの事よく知らないもん……引かないでね(笑)」
「大丈夫だよ」
理久斗くんはいつも笑顔で答えてくれる。
ちゅっと頬に理久斗くんがキスをしてきた。
「び、びっくりした」
「ごめん、愛菜が可愛くてつい(笑)」
「ついするものなの?」
「僕はそうだな…もっかい」
肩を抱かれてまた頬にちゅっとされた。
もちろん私は真っ赤で下を向いてしまった。
そろそろ帰ろうかと言われて公園を出た。