才色兼備で高嶺の花の彼女を溺愛したいんだ
「浮気されてた…」
「信じられないな…」
「だから自分磨きに力を入れて後悔させてやろうと思ってたんだけど……偶然会ってね、逆に響の事を考えてる自分に気づいたんだよね」
「響はほんとまっすぐなんだよなー」
「だね(笑)私もそう思う」
「卒業まで隠すの?」
「んー、悩み中」
「あのさ、部長は何か言ってきた?」
「うーん、まあ、なんとなくかな、だから響の事は言ってない」
「ムズいよな」
「そうなの、だから…でもそのうち響に言い寄る子がいたら言っちゃうかもしんない(笑)」
「優しいからな、モテるだろうな」
「それはそのままそっくり相馬くんにお返しするわ(笑)」
「あー」
優しいというか、あまりイライラしないんだよなと答えた。
でも愛菜は優しい人が好きだから相馬くんに癒されるんじゃないかなと凛華は話した。
支えてあげてねと言われた。
もちろんと返事をした。
このまま4人でいれたらいいねと坂下さんが言った。
「うん……そうだね、正直怖いよ、愛菜がゴルフの事しか考えなくなったら…と思うとね」
「もっと自信持って大丈夫だよ、愛菜は相馬くんの事をちゃんと好きだから、親友の私が言うんだから間違いないって」
凛華は理久斗の背中をポンポンと軽く叩いた。