才色兼備で高嶺の花の彼女を溺愛したいんだ
卒業、そして旅立ち


3月に卒業をした理久斗と愛菜、凛華達三年生……




弓道部の後輩達に花束をもらった。



弓道場で正座をして顧問の先生からお言葉をいただいた。



写真をたくさん撮った。



最後にお辞儀をして弓道場を出た。




女子はみんな泣いていた。




弓道場の前でりっくんとも写真を撮った。




りっくんの顔を隠してSNSに投稿すると卒業おめでとうのコメントがたくさんきて、嬉しかった。





密着取材も入りゴルフをしていることを知らなかった同級生や部活仲間は驚いていて、放送日はまだ未定ですと伝えていた。



「愛菜、放送日はSNSでお知らせするのでいいんじゃないか?」




「うん、そうする、みんなフォローしてね(笑)」




局でもCMはするんでとプロデューサーさんが言ってくれた。




「地元局だから夜中かもよ、みんな見てね~」






愛菜は理久斗とA学園の門を出た。




そのままいつもの公園に行くとたくさんの生徒がいて、ベンチは空いてなかった。




「コンビニに行くか?」




りっくんの提案でコンビニのイートインの椅子に座る。




「りっくん、3月は出れる大会には出るから週末はごめんね、でも予選落ちしたら会お(笑)」




「うん、愛菜の予定に合わせるよ、大会中は僕のことは忘れていいから」



「忘れはしないよ(笑)ちゃんと年間予定表も送る」




コーヒーを飲み終わると愛菜をバス停まで送って行き、僕らは高校を卒業した……



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