才色兼備で高嶺の花の彼女を溺愛したいんだ
「いやいや、愛菜だって、何で僕と?って言われるよ(笑)美人でスタイル抜群じゃんて」
ゴルファーって知らない男は大人しそうって噂してるとりっくんは笑っていた。
夏休みを前に響から連絡があり、理久斗は会うことになった。
「響、部活お疲れさん」
「あ、理久斗先輩、ちわーす!」
「理久斗先輩、夏休み、海の家でバイトしませんか?」
「海の家か……まあ夏休みは愛菜は大会に出るからバイトはするつもりだったから別にいいよ」
「やった!」
「でも、響はバイト禁止だろ?」
A学園はバイトは禁止なのだ。
「俺、建築の専門学校に行くことにしたんす」
「大学じゃなくて専門にしたのか?」
「はい、大学もE大学は建築科はないし、家から一番近い専門学校に決めたんすよ」
「県外か……」
「はい、でもうち、駅近いんで家から通います」
「そっか」
「で、もう決まったんで、学費とかの理由でバイトの許可がおりたんすよ、だからやりません?て事です(笑)」
バイトはOKして響に任すことにした。
「理久斗先輩、愛菜先輩とラブラブしてます?」
「仲はいいよ、ラブラブかどうかはちょっとだけど…でも僕は愛菜がやっぱり好きだからあまりそういう事は考えないようにしてる……かな」