才色兼備で高嶺の花の彼女を溺愛したいんだ
暫くたわいもない話しをしながら食事を終わらせる。
美人で頭もいい彼女に告白してまさかのOKをもらってから半月が来ようとしている。
部活もあり、毎日少し帰りの時間しか話せないけど僕は楽しかった。
部活の仲間には彼女のいいなりだろ?と言われるが意外にも恥ずかしがり屋でさっきも軽く指を絡ます程度に手を繋ぎ、恋人繋ぎなどがっつり組んだことは無い。
当然キスも………ほっぺた止まり、ポテトを少しずつ噛んで食べていく愛菜の唇を見ると、早くキスをしたいと僕の男の部分が出そうになる。
とにかく可愛くて仕方ない。
「明日は午前練習だよね、待ち合わせする?」
愛菜がせっかく声をかけてくれたのだが、「ごめん、明日と明後日だけ午前中は補習で部活に出れない」
僕は謝った。
「期末テスト悪かったんだね」
「うん、地理だけ欠点取っちゃって…あ、愛菜のせいじゃないからな、元々苦手で……」
「どうして苦手な地理を選択したの?」
「言わなきゃダメ?」
「知りたい」
「愛菜が選ぶって話してたから……」
「え?そんな話した?」
「一年生の時に話してるのが聞こえたんだよ、でもさ、よく考えたら同じ地理を選択しても特進は別だったのにな、その時は一緒に授業を受けたかったんだー」