才色兼備で高嶺の花の彼女を溺愛したいんだ

二人は飲み物を海岸に持っていった。

「理久斗、ナイスタイミング!」
「そういうとこだぞ、喉乾いたー」


愛菜は理久斗くんが飲み物をついだ紙コップを渡していく。


そうなんだよなー、また理久斗くんの優しい所に気付く愛菜だった。


「全く、相馬くんはマネージャーかって感じだね」


「凛華、あっ、ジュースいる?」


「ん、もらう、ありがと」


「何かマネージャーというよりおかんて感じ」


「わかる(笑)」


男子達も笑っていた。


「どうとでも言ってくれ(笑)」


みんなジュースを飲むとまたビーチバレーに帰っていった。


「ふふっ、理久斗くんはおかん(笑)」


「ったく、愛菜まで……ていうか愛菜は水分補給」


「あ、はい(笑)」


ごくごくとドリンクを飲んだ。


「で?」


「ん?」

「そのラッシュガードも可愛いけどさ、中は見せてくれないのかな?」


「あっ、じゃあ泳ぎにいく?理久斗くんは泳げるの?」


「一応泳げるよ、じゃあ海に入ろうか」


「うん」


愛菜はラッシュガードのファスナーをおろした。


スタイルの良さに理久斗は固まる……


「もう、じっと見すぎ」


「あっ、見たいもん(笑)」

愛菜の水着は黒のワンピース水着で両肩は出ていて二の腕部分にヒラヒラがついていた。


「マジで可愛いんだけど、水着ってよりミニワンピースじゃん」



「フリルは恥ずかしいけど、流行りなんだって」


「ビキニで大人っぽいのを想像してたわ」


「ビキニはちょっと無理、お腹が目立たないものって店員さんに選んでもらったから」



「そっか、でもいい!行こう」


手を出してくれて、海に入っていった。

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