才色兼備で高嶺の花の彼女を溺愛したいんだ

愛菜が部室に行って着替えて出てくると理久斗が冷たい水を校舎の自販機で買ってきていてくれたのだ。


「冷やして」と渡してくれたので「ありがとう」とお水をもらった。


「1人で帰れる?」

「うん、大丈夫」


「じゃあ、僕は部活に戻るね、また明日」と笑顔で相馬くんに言われた。



家に帰るとたまたまお母さんがいて、愛菜が帰ってくるとびっくりしていた。


「あれ?お母さんいたの?」


「うん、今日の夜に出る予定だけど、部活は?」


「何か熱があるみたいで……」

お母さんはすぐに体温計を持ってきてくれた。


ピピッと音がして見てみると37度5分


「微熱ね、喉痛い?病院行く?」


お母さんは時計を見ていた。

「大丈夫だと思う、喉は痛くないし、飛行機の時間があるんでしょ、行っていいよ、薬飲んで寝てみるから」


「じゃあ熱がひどくなったらタクシーででも病院に行きなさいね、夕飯は作っておいたから…明日からは家政婦さんが来るように手配してあるからね」


「はーい、行ってらっしゃい」


愛菜は夜寝る前に市販薬を飲んで次の日の朝は熱は下がっていた。


母親には熱は下がったとLINEは入れておいて、普通通り学校に行き、部活に出ると相馬くんが話しかけてきた。


「昨日より顔色いいよ(笑)」

「ありがとう」

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