才色兼備で高嶺の花の彼女を溺愛したいんだ

「入れるものがないんだよなー」

理久斗は棚を開けてみたが、愛菜のお弁当箱は見つけたからそれに入れることにした。


ちなみにA学園には学食がある。


僕は大抵お弁当を入れてくるが愛菜は学食らしい。


愛菜のお弁当箱はあったが……


小さいな。


卵焼きだけお弁当箱に入れて、おにぎりはラップに包むことにした。



愛菜はエコバッグを持ってきてラップで巻かれたおにぎりと卵焼きをいれた。


エプロンを二人は外して愛菜は着替えてくるから待っててと言われてしばらく待つ。


何で急にお弁当作ろうと思ったんだろ?


わかんないな、愛菜の天然さか?


愛菜は茶色のニットにロングスカート、丈の短いジャケットだった。


何着ても可愛いなー。


「外で食べるんだろ?近くに公園とかある?」


「あるの」


「じゃあ天気がいいから行こうか、お弁当日和だ」



「うん!」


2人は玄関を出た。


「どうしてお弁当を作る事にしたんだ?愛菜」


「お外でゆっくりしたかった、あとお家も知って欲しくて」


「近くのカフェとかでもいいじゃん、送っていくし」


「ん〜静かな所が良かったから」


10分ほど歩くと公園があった。


「この公園ね、時々散歩に来るの」


ベンチに座ると愛菜が暑いと言ってジャケットを脱いだ。


インナーの茶色のニットはオフショルダーになっていた。


「愛菜、可愛いけど肩だすのはエロい」


「今はオフショルダーの服なんてたくさんあるよ」


確かにだけどやっぱり肌が見えるとドキドキする。

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