才色兼備で高嶺の花の彼女を溺愛したいんだ

「ハァ…愛菜ごめん」

「ん?」

「人がいた」


「やだ〜恥ずかしい」


愛菜はやっぱり真っ赤になって両手で顔を覆った。


理久斗は背中をポンポンとしてくれた。



「愛菜の家でイチャイチャしてもいい?」


「お願いします(笑)りっくん大好きだよー」


「僕も好きだよー」


愛菜と手を繋ぎ、ブンブン振りながら愛菜の家に帰っていった。


玄関を入るとりっくんに後ろから抱きしめられ、バックハグからの熱いキスをくれる。


「我慢できなくなりそうだ……愛菜」



「う…んっ」



りっくんは角度を変えながらたくさんキスをくれる。


背の高いりっくんは顎を親指と人差し指で挟んで上からキスをくれる。


「愛…菜」


「んっ…」


りっくんが口唇を離した。


「僕、背が高いから愛菜の首がきついだろ、ソファに行こう」


「うん」


優しい……私の事をちゃんと考えてくれる。


「キャッ!」


靴を脱ぐとお姫様抱っこをしてくれた。



愛菜は理久斗の首に手を回すと頬にチュッとキスをくれた。



「愛菜からのキスは超嬉しい(笑)」


そのままソファに座ると「もう……無理…ハァハァ」と愛菜が言うまでキスをした。



「わぁ……ごめん、調子に乗った」


「ううん、いいの」


愛菜は理久斗にぎゅっと抱きついた。



「…りっくん…」


「ん?」


「みんなの前でもりっくんて呼んでもいい?」


「いいよ」


「ありがとう」


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