才色兼備で高嶺の花の彼女を溺愛したいんだ
部活に来ていない愛菜を心配して理久斗は凛華に尋ねた。
「ちょっとややこしい事になってて……」
昼休みの事を理久斗に話した。
「愛菜は何も悪くないじゃん、僕のせいだ、あの時好きな人がいるって返事をしたから……やっぱり付き合ってる人がいるって言えばよかったんだ」
「別に相馬くんも悪くないと思うよ、告白なんていつするかわからないんだし、されても迷惑な時ってあるでしょ、付き合っててもいつまで続くのか、相馬くんも別れたことあるんならわかるよね」
「僕は愛菜を好きになったから付き合ってた彼女と別れたから愛菜が一番大事だよ」
「へぇ、じゃあしっかり愛菜を守ってね」
「もちろん」
部活が終わると凛華の後を本堂がいつものように追いかける。
「先輩、今日、理久斗先輩とずっと話してて気になってました、理久斗先輩と愛菜先輩がケンカでもしたんですか?」
「んー、愛菜は悪くないんだけどね、相馬くんがモテるのが悪いのかしら?」
「えー、意味わかんないっす」
「わからなくていいわよ」
「はいっす、凛華先輩の事だけわかれば俺は満足ですから」
「調子いいことばっかり言うんだから」
「すいません」
「ねぇ、ちょっと付き合って欲しいところがあるんだけど」
「喜んで」