才色兼備で高嶺の花の彼女を溺愛したいんだ
「ちょっといいかな、話があるんだけど」
理久斗はバレー部の部室の前で文化祭に告白してくれた子と話す事にした。
「僕、君に謝らないといけない事があって……実は中学の頃から告白されたらいつも好きな人がいるからって断ってたんだ……
その方が告白した方のショックが少なくてすむからと思っていて、彼女がいてもそう答えていた、でもそれが今の彼女を傷つけてしまっていて、彼女は全く関係ないから、全部僕がいい加減な返事をしたからなんだ、本当にごめん」
頭を下げた。
「振られたことには違いないから相馬くんがどう断ろうとそれは自由だと思うよ、友達が私の為にきっと三木さんに言いすぎちゃったんだと思う、だって私が相馬くんを好きって三木さんは知らないんだもん、三木さんに悪いことしちゃった、こっちこそ謝らないと……」
「僕は7月に三木愛菜さんに告白をしてつきあってます、ごめんなさい、もちろん好きな人っていうのは本当で愛菜の事です」
「頭をあげて……ありがとう話してくれて、二人が手を繋いでたのは正直動揺したけど付き合ってるのならこれからも仲良くしてください、じゃあね」
理久斗は家に遅くなると連絡を入れて愛菜の家に向かった。