...Love you
四限目の途中で、そういや優菜に私が連にぃを好きじゃないっていうことを伝えるの忘れてたな~っていうことを思い出した。
伝えなきゃ~と思ってたら四限目が終わって、お昼の時間になったときに私は優菜に連にぃはあきらめたんだ…ということを伝えた。
優菜は思った以上に何も聞いてこなかった。
私は遠慮しているんだなと思いながらそんな優菜をありがたく思った。
今何かを聞かれたら泣きそうな気がしたから・・・
二人とも何もしゃべらないから沈黙が続いていた。
するといきなり、優菜が口を開いた。
「陽菜…無理しなくていいんだよ?」
私は、その言葉に泣きそうなのを我慢し、
「無理なんてしてないよ…。でももう蓮にぃを好きでいるのは疲れちゃったかな…」
というと、優菜は
「そっか…」
とだけ言った。