アラフィフママを溺愛するのは植物男子でした
9・一人が寂しいなんて
「とにかく、これは僕が一旦預かります! 先輩と同じ寝室にいるなんて、とんでもない!!」
「は? えっ? ちょ、ちょっと……!」
郡山くんがミノを抱えて逃げるように去って行った後、私は一人茫然と立ち尽くしていた。
追いかけた方がいいのだろうか?
でも、追いかけてどうしようというのだろう?
ミノの癒しの方法……いや、そもそも存在に困っていたのは事実だ。
それに、ミノの所有権の半分は郡山くんにある。
郡山くんも、ミノの癒しの力を試してみたいのかもしれない。
このまま、しばらく預けてみよう。
うん、元の生活に戻るだけだ。
そう納得して、私はいつも通り一人の週末を過ごした。
納得した、はずなのに。
夜になって布団に潜り込むと、途端に寂しくなった。
たった数日の間だったけれど、私の中でミノの存在が大きくなっていたのだ。
一人が寂しいなんて、一体何年ぶりに思っただろうか……?
私は、ミノがいないせいでなかなか寝付けずにいた。
日が変わって月曜日になってしまい、ようやく眠りについたのは夜中の三時頃だった。
「は? えっ? ちょ、ちょっと……!」
郡山くんがミノを抱えて逃げるように去って行った後、私は一人茫然と立ち尽くしていた。
追いかけた方がいいのだろうか?
でも、追いかけてどうしようというのだろう?
ミノの癒しの方法……いや、そもそも存在に困っていたのは事実だ。
それに、ミノの所有権の半分は郡山くんにある。
郡山くんも、ミノの癒しの力を試してみたいのかもしれない。
このまま、しばらく預けてみよう。
うん、元の生活に戻るだけだ。
そう納得して、私はいつも通り一人の週末を過ごした。
納得した、はずなのに。
夜になって布団に潜り込むと、途端に寂しくなった。
たった数日の間だったけれど、私の中でミノの存在が大きくなっていたのだ。
一人が寂しいなんて、一体何年ぶりに思っただろうか……?
私は、ミノがいないせいでなかなか寝付けずにいた。
日が変わって月曜日になってしまい、ようやく眠りについたのは夜中の三時頃だった。