アラフィフママを溺愛するのは植物男子でした
「先輩」
郡山くんは、テーブルに置いていた私の手の上に、自分の手を重ねてきた。
「結婚しましょう」
「え…………?」
唐突な申し出に、私は目を丸くした。
「えええええええええっ!?」
私とミノは、同時に叫んだ。
告白すっ飛ばしてプロポーズ!?
待って待って待って、ちょっと待ってー!
結婚!? 私と郡山くんが!?
「別に結婚までする必要はないんじゃない? 同棲とか、いろいろ方法は……」
「でも僕は、先輩が好きです」
くあああぁぁっ!
そんな、子犬のような目で見つめないでー!
「そうだ、ミノは? ミノの意見を聞きたいわ」
「俺の主人はお二人なので……。お二人の意思に従いますが……」
ミノが少し言い淀んだ。
「ん? いいのよ、ミノの率直な意見を聞かせて」
「できれば、お二人のそばにいたいです」
くうううぅぅっ!
まさか50代のオジサンをかわいいと思ってしまうとは!
これには郡山くんも心を撃ち抜かれたようだ。
「でも俺は、やっぱりお二人の意思に従うしかないので……」
「そんなこと言って。先輩、聞いてくださいよ。こいつ、毎日ずーーっと“結衣子さん結衣子さん”って言ってたんですよ?」
「航さん! それは言わない約束でしょう?」
ミノは顔を真っ赤にして怒っている。
この数日で、二人はすっかり打ち解けあったみたいだ。
しかし、結婚するか否か、結局は私の返事にかかっているようだ。
郡山くんは、テーブルに置いていた私の手の上に、自分の手を重ねてきた。
「結婚しましょう」
「え…………?」
唐突な申し出に、私は目を丸くした。
「えええええええええっ!?」
私とミノは、同時に叫んだ。
告白すっ飛ばしてプロポーズ!?
待って待って待って、ちょっと待ってー!
結婚!? 私と郡山くんが!?
「別に結婚までする必要はないんじゃない? 同棲とか、いろいろ方法は……」
「でも僕は、先輩が好きです」
くあああぁぁっ!
そんな、子犬のような目で見つめないでー!
「そうだ、ミノは? ミノの意見を聞きたいわ」
「俺の主人はお二人なので……。お二人の意思に従いますが……」
ミノが少し言い淀んだ。
「ん? いいのよ、ミノの率直な意見を聞かせて」
「できれば、お二人のそばにいたいです」
くうううぅぅっ!
まさか50代のオジサンをかわいいと思ってしまうとは!
これには郡山くんも心を撃ち抜かれたようだ。
「でも俺は、やっぱりお二人の意思に従うしかないので……」
「そんなこと言って。先輩、聞いてくださいよ。こいつ、毎日ずーーっと“結衣子さん結衣子さん”って言ってたんですよ?」
「航さん! それは言わない約束でしょう?」
ミノは顔を真っ赤にして怒っている。
この数日で、二人はすっかり打ち解けあったみたいだ。
しかし、結婚するか否か、結局は私の返事にかかっているようだ。