泣きっ面に恋々!─泣き虫な身代わり花嫁と、泣き顔フェチな純真王子の恋々な結婚事情─
花嫁、告白します
キスに夢中になり過ぎたジオは、ステラの口内を余すことなく食べ尽くして、終いにはステラの腰が抜けた。
「ごめんなさい、ジオ様……」
「いや違う。俺が全部悪い。がっつき過ぎ。反省してる」
「私、初めてで慣れなくて」
「それ間違いなく嬉しいから!全部俺が悪いから気にしないで!」
ステラを抱いて青々湖の岸辺にたどり着いたジオは、胡坐の上にステラを横に抱いて鎮座させていた。
もう一時も離さない密着体勢である。