泣きっ面に恋々!─泣き虫な身代わり花嫁と、泣き顔フェチな純真王子の恋々な結婚事情─

「泣き顔好きって、イジメたいってこと?突然痛いことはするなよ?」


煌く青い瞳をキラキラ瞬かせたレオナルドは、ぐっと親指を上げてウインクする。


「徐々にな!」


父親は息子のフェチを責めたりしない。母サーシャと出会うまでモテ街道を突っ走ってきた父心は妙に広かった。


「いや、徐々とかじゃなくて!しないよ?!ってかレオと、この話もういいから!」

「遠慮するな。ベッドテクで父から助言できることは一億個ある」

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