猫をかぶった完璧イケメンくんが、裏で危険に溺愛してくる。



それに心配して保健室にまで連れて行こうとしてくれてる。

柚和くんぜったいこういう面倒なこと嫌いそうなのに。

なんでわたしにこんな優しくしてくれるんだろう……?


ボーッとする頭でそんなことを考えていたら、保健室に到着。


柚和くんが養護教諭の先生に事情を説明してくれて、すぐに熱を測ることに。


体温計に表示されたのは38度を超える高熱の数値。


どうやら寝不足から体調を崩して、風邪をひいたみたい。

ここまで熱があがりきってるのに、気づかないわたしって……。


柚和くんが連れ出してくれなかったら、どうなってたんだろう。


結局、午後の授業から早退することに。


すぐわたしの両親に連絡してもらったけど、今日はお母さんもお父さんも仕事。

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