猫をかぶった完璧イケメンくんが、裏で危険に溺愛してくる。



指を絡められて、両手をしっかりつながれて。


柚和くんが動くと、ベッドが軋む音がする。


「優しく触れるから……先輩の甘い声聞かせて」


首筋にチュッとキスが落ちてきた。

それが何度も繰り返されて。


「身体すごく反応してる」

「んっ……ぅ」


熱でクラクラしてるのに、柚和くんに与えられる刺激でさらにクラクラ。


「……首にキスされるの好き?」

「ぅ……ぁ、わか……んない……っ」


身体の奥がジンジン熱くて、頭の芯までぜんぶ溶けちゃいそうなくらい……甘い。


「……このまま少し噛ませて」

「ん……んんっ」


舌でツーッと首筋を舐められて、それだけで腰が勝手に動いちゃう。


声だって抑えたいのに、抑えられない。

息もどんどん荒くなるばかり。

< 112 / 168 >

この作品をシェア

pagetop