猫をかぶった完璧イケメンくんが、裏で危険に溺愛してくる。



妙に身体が熱くて、ドキドキするのはどうして……?


「そういえば、さっき聞きそびれたこと今教えて」


「……?」


「咲桜先輩が俺のこと考えてたって」

「ぅ……なんで覚えてるの……」


もう忘れてくれたと思ったのに。

なんで今のタイミングで思い出しちゃうの。


「教えてくれるまで先輩の身体に甘いことしていいの?」

危険な甘いささやき。


ここで逃げたら、きっと柚和くんは容赦しない。

だから……。


「首のところ、紅い痕……つけたの柚和くん、なの?」

「俺じゃなかったら?」


「そんなイジワル言わないで……っ」

「だって先輩の反応が可愛いから」

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