猫をかぶった完璧イケメンくんが、裏で危険に溺愛してくる。
「この前のこと……熱のせいで記憶が曖昧で……。柚和くんと、すごく甘いことしてたのが夢なのか現実なのか、わかんなくて。首に紅い痕ちゃんと残ってるし……でも、柚和くんは何も言ってこないし、うぅ……」
ダメだぁ……言ってることわけわかんない。
これじゃ、柚和くんも呆れて――。
「じゃあ、ちゃんと思い出して」
「へ……っ」
首筋にピタッと柚和くんの唇が触れた瞬間。
まるで身体が覚えてるみたいに、ぶわっと感覚がよみがえってくる。
「俺はちゃんと覚えてるのに」
「ま、まって……柚和く……っ」
「どこ触ってもやわらかくて」
「……っ、ぅ」
「肌に吸い付くと、身体が素直に反応して甘い声が漏れて」
「や……んっ」
「ほら……思い出してきた?」
「ひぁ……ぅ」