猫をかぶった完璧イケメンくんが、裏で危険に溺愛してくる。



「この前のこと……熱のせいで記憶が曖昧で……。柚和くんと、すごく甘いことしてたのが夢なのか現実なのか、わかんなくて。首に紅い痕ちゃんと残ってるし……でも、柚和くんは何も言ってこないし、うぅ……」



ダメだぁ……言ってることわけわかんない。


これじゃ、柚和くんも呆れて――。


「じゃあ、ちゃんと思い出して」

「へ……っ」


首筋にピタッと柚和くんの唇が触れた瞬間。



まるで身体が覚えてるみたいに、ぶわっと感覚がよみがえってくる。


「俺はちゃんと覚えてるのに」

「ま、まって……柚和く……っ」


「どこ触ってもやわらかくて」

「……っ、ぅ」


「肌に吸い付くと、身体が素直に反応して甘い声が漏れて」

「や……んっ」


「ほら……思い出してきた?」

「ひぁ……ぅ」

< 138 / 168 >

この作品をシェア

pagetop