猫をかぶった完璧イケメンくんが、裏で危険に溺愛してくる。
きれいに整頓されてる机のそばに、本がぎっしり並べられてる本棚。
大きな窓のそばには、ふかふかのベッド。
小さなソファがあって、床には真っ白の大きなローテーブルがある。
そういえば、柚和くんって兄弟とかいたりするのかな。
落ち着かなくてソワソワしてると。
「咲桜先輩」
「ひゃっ」
背後からいきなり柚和くんの声が聞こえてびっくり。
慌てて振り返ってみたら。
「っ!? ま、まままって柚和くん……!!」
「……? どうかしました?」
うぅ、これはダメだぁ……!
制服姿から、ゆるっとした部屋着姿なんて!
し、しかも柚和くんメガネしてる……!
普段と違うギャップに心臓が撃ち抜かれそう……。
「うぅ、むりぃ……っ」
「何が無理なんです?」