猫をかぶった完璧イケメンくんが、裏で危険に溺愛してくる。
「うや……顔覗かないで……」
下から覗き込んでくるアングルも、これまたかっこよすぎるの。
わたしの心臓もう大変。
「顔真っ赤」
「ぬぅ……だって、柚和くんいつもと違う……からっ」
「それでドキドキしちゃった?」
「うぅ……言わないで……っ」
「先輩こういうのに弱いんだ?」
「よ、弱いというか、柚和くんのメガネ姿……ぅ」
普段キッチリしてる柚和くんのゆるっとした姿。
違う一面を見てるような気がして、ドキドキしないわけない。
「い、いつもと違う柚和くんも、かっこいい……」
「…………」
「柚和くん……?」
「はぁぁ……急にそんなの心臓に悪すぎ」
ちょっと困った様子で、顔を隠しちゃった柚和くん。
「……俺が理性を保てるか心配になってきた」