猫をかぶった完璧イケメンくんが、裏で危険に溺愛してくる。



「な、なななんで!?」

「先輩が問題を間違えた数だけ、俺がどんどん脱がしていくルールね」


「っ!? な、なにそのめちゃくちゃなルール!」


「問題に正解すればいいだけじゃん」

うぅ、それはごもっともなんだけど!


「俺にぜんぶ脱がされないといいね」

「うっ、頑張る……もん」


こうなったら全問正解してやる。

――と、意気込んでみたものの。


「うぇっ……こ、この体勢なに……!?」

「んー、こうしたほうが先輩が集中できると思って」


いきなり柚和くんが後ろから抱きついてきた。


しかも、逃げられないようにお腹に腕を回してギュッと密着してくる。


「む、むりむり……っ。全然集中できない!」


「どうして? ほらちゃんと集中して」

「だからぁ……耳は、ぅ……」

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