猫をかぶった完璧イケメンくんが、裏で危険に溺愛してくる。
「わー、先輩そんなに脱がされたかったんだ?」
「うぅ……違うんだってばぁ……」
結果は見事惨敗。
わたしがあまりに間違えるから、柚和くんも加減してくれたんだけど。
結局、ドキドキが勝ってしまい、まったく集中することができず。
「じゃあ、今から俺の好きにしていい?」
「ぅ……ま、まって……」
「抵抗したら先輩の身体にもっと甘いことするよ」
「へ……?」
柚和くんが危険なときは、敬語じゃなくなって自分の呼び方も“僕”から“俺”に変わるって気づいたの。
胸元のリボンがシュルッとほどかれた。
目線を下に落とすと、すでに柚和くんの指先がブラウスのボタンにかかってた。
「ま、まって……柚和くん……っ」
「まだ抵抗する余裕あるんだ?」