猫をかぶった完璧イケメンくんが、裏で危険に溺愛してくる。
「ほ、ほんとに……これ以上はダメ……っ」
「どうして? もっと先輩の可愛いところ見たい」
お腹のところとか、大きく撫でるように触れられるだけで、もう限界……っ。
「……先輩ってどこ触ってもやわらかい」
「うぁ……ぅ、む……むりぃ……」
「甘い声漏れてるよ」
「ゆ、ゆわくんが触る……から……」
首だけくるっと向けて、柚和くんを見ると。
ひょいっと身体を持ち上げられてしまって。
「なぅ……ぁ、ま……って。見ないで……っ」
とっても恥ずかしい状態で、柚和くんの上にまたがってる体勢に。
「うぅぅ……もう喋らないで……っ」
「いいじゃん。俺、咲桜先輩の彼氏だし」
「か、仮なのに……」
「俺だけだね。咲桜先輩のこんな可愛い姿見れるの」
「ひゃっ……ど、どこに顔埋めてるのぉ……」
「口にしていいの?」
「ダ、ダメだけど……っ」
胸のあたりにギュッと顔を埋めて、にこにこしてる柚和くん。
「また俺と愉しいことしようね」
甘くてイジワルな柚和くんを攻略するには、まだまだ時間がかかりそうです。