猫をかぶった完璧イケメンくんが、裏で危険に溺愛してくる。



「ほ、ほんとに……これ以上はダメ……っ」


「どうして? もっと先輩の可愛いところ見たい」


お腹のところとか、大きく撫でるように触れられるだけで、もう限界……っ。


「……先輩ってどこ触ってもやわらかい」

「うぁ……ぅ、む……むりぃ……」


「甘い声漏れてるよ」

「ゆ、ゆわくんが触る……から……」


首だけくるっと向けて、柚和くんを見ると。

ひょいっと身体を持ち上げられてしまって。


「なぅ……ぁ、ま……って。見ないで……っ」


とっても恥ずかしい状態で、柚和くんの上にまたがってる体勢に。



「うぅぅ……もう喋らないで……っ」

「いいじゃん。俺、咲桜先輩の彼氏だし」


「か、仮なのに……」

「俺だけだね。咲桜先輩のこんな可愛い姿見れるの」


「ひゃっ……ど、どこに顔埋めてるのぉ……」


「口にしていいの?」

「ダ、ダメだけど……っ」


胸のあたりにギュッと顔を埋めて、にこにこしてる柚和くん。


「また俺と愉しいことしようね」


甘くてイジワルな柚和くんを攻略するには、まだまだ時間がかかりそうです。

< 91 / 168 >

この作品をシェア

pagetop