喫茶店の悪魔
「なるほど。私はあなたのお手伝いさんになります。それで居候させてください。」
「うん、そーしてよ」
そうだ。私は、家政婦のようなお手伝いさんのようなものになって金髪さんを支えよう。その代わり居候させてもらおう。
私達は、店員とお客様の関係は変わらないし。
「はぁ眠い。早く帰ろー」
あくびをして、ゆっくりと歩き出した。ので私も少し迷って後ろに位置し、1歩と歩き出す。
すると、急に前にあった背中が止まってこちらを不思議そうに向いた。
「?なんで後ろ」
「私は友達でも、そんな関係とかでもないので」
「はぁー?恋人友人関係の奴しか隣並んじゃだめだと思ってんの?そんなんどんな関係の奴でも隣はいいって」
ぶつぶつ言いながら、夜道を歩き出す。
今夜は、全てが変わった。
私のこれからも変わっただろうし、何10年も溜め込んでいた事をあの瞬間に言ったんだ。
これから、どうなるんだろう。
今日の夜空は星が綺麗に光っている。街の電灯がポツポツと明るくなったり消えたりしていた。
その下を、店員とお客の関係の私達は歩くのだった。
久しぶりに来たマンションを見上げる。また来ることになるなんて思ってもいなかった。
扉を開けて、金髪さんに続き中に入る。