星愛空~届かなかった手紙~

「そうだ!!今からプラネタリウム行かね?!
俺、夜は病院で検査しねぇとダメだから
夜に星、見れないんだー…
星空いっぱい見れるぞ!!」


要君は起き上がって行った。

「プラネタリウム?!
………でも私歩いたりするのしんどいし…」

私も起き上がって要君のほうを向いた。

要君は笑みを浮かべてから、
河川敷の岩でできた階段を駆け上がり、
大きな白い車を指さした。

「……軽自動車?!
要くーーーん!!何してんの?!」

私は遠くにいる要君に呼びかけた。

「車ーーーー!!!!」

要君も私に負けないくらいの
大きな声で呼びかけてきた。

・・・・・・・・車?!!!

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