星愛空~届かなかった手紙~



ーーー本当はいきたかった。

……………でも仕方ないよね…。

要君、夜から病院だし。
私より病気発症してるんだもんね。


「……………ごめんね。なんか…」

沈没が続いた後、私はあやまった。

・・・・・なんであやまったのか
全然わかんないけどー…。

要君が黙りこんでしまったからー…。



「プラネタリウム…見よう。
だってせっかく俺達ここまできたんだしな!!」

要君は私の手を引いて列に入った。

「………え?!」

「プラネタリウム、
見るんだろ?!星空ー…見るんだろ?!」

ーーーードキンッ

要君のまっすぐな瞳に私の心は奪われた。

ーーー許した訳じゃないのにー…。

なのに、胸が「ドキン」て言うなんてー…。


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