星愛空~届かなかった手紙~
私は、空を見上げた。
「あ!!星!!…………」
空を見上げると
いまにも消えそうな星が光っていた。
弱く、弱く、
でも一生懸命光っていたんだー…。
「キレイだなぁ~…」
要君は歩き出しながら言った。
私も要君の隣を歩いた。
「本当ー…キレイー~…。」
私は空に手を伸ばした。
そして私達は塩臭いけれど星で照らされ、
黄金に光る海の砂浜に行った。
「プラネタリウムよりきれいなんじゃね~?!」
要君は砂浜に静かに寝転んだ。
「今日は晴れてたし、
ヤッパリ星キレイだよね~!!」
そう言って私も砂浜に寝転んだ。
「あれ、双子座じゃん!!」
要君は無数に光る星を指差して言った。