星愛空~届かなかった手紙~
「……あんたが沙浦華波?!」
振り向けば、背の高い女の人達が立っていた。
そしてこっちを強く睨みつけている。
「………………はい…そうですけど…」
私は一歩後ろに下がって言った。
「コイツビビってやんの?!
き~~~まぢウケるんだけど~…、」
「…………」
何とも言えない。
ただ、この場から逃げたい。
「で、言わせてもらうけどさぁ~…
あんた大地にちょっかいかけて
遊んでるらしいねぇ~」
ーーーーー大地ってー…?!
大地兄ちゃん?!?!!………
「葉凛~一言、言って締めてやれば?!」
化粧の濃い女の人
の後ろから女の人がまた出てきた。
ーーーーーーーーーあ!!!!!!
…………………この前、大地兄ちゃんと
キスしてた人ーーー………………。