星愛空~届かなかった手紙~
「あれ乗りたいッ!!!」
私は遊園地で一番大きな
ジェットコースターを指さした。
「え?!~……マジか?マジでか?
ーーーーー俺ッパス!!!!」
要君は両手で口を抑えて言った。
「もう!男気ないなぁ~~!!!
要君はもうおかまにでもなっちゃえよ~」
「はぁ~?!なんだとーーッ
華波ちゃんはおなべにでもなっとけ!!」
私達の時間はあっという間に過ぎていった。
二人は当然、時間なんて忘れていた。
幸せでー…幸せで。
「………ってもう8時じゃん!
私が中学生だったら絶対ほどうされてるね!」
私は遊園地の大きな時計を見ながら言った。