星愛空~届かなかった手紙~





空は暗く、今日も綺麗に星が光っていた。

「星ー…キレイだよなぁ」

そのことに気づいたのか、要君も空を見上げた。
「なんかあの星と向こうの星繋いだらさぁ…
要君の泣きそうな顔に見える!」

私は笑って星を見つめた。
じっとー…星を見つめた。

「はぁ?!~俺あんなひねくれた顔してねぇよ!!」
「ほらその顔~ッ」

要君は顔をしかめて言った。

「そんな似てるなら写メ撮っとこうかな。」

「何それ!」
私は笑顔で笑った。
この笑顔がずっと続いてればいいのに。


幸せすぎて涙が出てきた。
要君が私を愛してたんじゃなくてー…。

私が要君をすごく愛してた。

要君と永久に。永遠に。
ずっと、ずっと一緒にいたい。

一緒にいたいのにー…なんで…

なんで要君にあう薬がなくなるの?!
………………要君のー…幸せを願うから。

神様ー…お願いします。
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