星愛空~届かなかった手紙~
「結構広い部屋とれたな。」
要君とカラオケの部屋に入った。
普通の部屋より、
一回り。
二回り
大きい部屋をとることができたのだった。
「何か、食べ物頼む?あ、俺の奢りで。」
キョロキョロしている私に要君が声をかけた。
「あ、…私は…」
私は少し後ろにさがるようにして言った。
「先。歌おっか。」
「うん!!」
ウリって、てっきり嫌らしいことだけを
する物だと思ってた。
でも要君は違った…。
要君は、真剣に話を聞いてくれる。
優しく笑ってくれる。
私…。
要君のこと…好きなのかな。