星愛空~届かなかった手紙~
「…私…ッ…」
涙声で私は要君の肩にすがりついた。
………要君…ごめんねー…。
私のせいでこんなにも要君も侮辱されてしまう。
私と付き合ってるせいでー…。
ーーーーだから私…、
……決めたよー…。
ゴロゴロと鳴る雷。
きっと私達以外、室内に入っているだろう。
…それくらい雷は大きな音でなる。
雨につれ、私の目から涙がドンドン止まらなくなる。
ーーーーーーーねぇ要君。
私がもう少し強くなった時ー…。
私をまた愛してくださいー…。
「……別れよう。」
要君は私をさっきより
ずっと強く抱きしめて言った。