星愛空~届かなかった手紙~
「………も、もう!!!」
私は目線を何度も動かして言った。
少しーーーーー ・・・・。
嬉しかった。
私の外より私の中を。
私自身を見てくれているような…。
そんな気がしたんだよ…。
私ね…。
本当は…。
要君のこと
好きになったのかもしれない。
自分の気持ちに嘘ついてるんだ。
嘘つかないと…
自分は自分じゃなくなる
感じがして…。
怖い。
怖かったんだ。
どうせ…
きっと私が好きになったって…
要君は私を妹の存在として見てないよね。
“かわいい”
って言葉もきっとー…。