星愛空~届かなかった手紙~






そして私達は一階におりてご飯を食べることにした。


「…遅かったなぁ汐菜も華波ちゃんも~
ご飯冷めてもーたで!!!」

おばちゃんは私達のご飯を冷蔵庫から出して温めてくれた。

「……なんか……初日からスミマセン…」

私は下を向いてあやまった。

「そんなんあやまらんくてええんやで!!
関西ではあんなんマジで怒ってへんねんから~~~!!」

汐菜ちゃんは私にお茶を出して言った。



私ー…知らなかったよー…。

世の中にはこんなも優しくて、
こんなにも暖かい世界があったなんてー…。

「…いただきますッ!!!」


私は久しぶりにたくさんご飯を食べた。
すごく美味しいご飯。

…味とかじゃなくてー…暖かかった。

だからすごく美味しくかんじたのかな。

…あれ?おばちゃんに失礼かな??ッ







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