星愛空~届かなかった手紙~


そう見えたー…。
私だけかな??………………。







「そろそろ…出ます…!!」

午後、一時。
私はボストンバックの中にたくさんのものを
詰めて、居間に行った。


「本間か!
神戸まで送るで。」

おばちゃんは車の鍵を棚からとって準備をしだした。

「そんな!いいです!!
私もこれからたくさんのこと一人でしないとだしー…。」

私は大袈裟に首をふっていった。

「あかんよ!お母さんに頼まれとるし。
さ、乗っていきぃ!!!」

「…でも…私はッ!!!」

「~んじゃ汐菜行ったげてー。」

おばちゃんは
寝転がって雑誌を読む汐菜ちゃんに言った。




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