星愛空~届かなかった手紙~
勢いよく走ってきた汐菜ちゃんがぶつかってきたと同時に駅のホームに私のバックの中身が広がる。
「華波ちゃんごめんなぁッ!!!」
そう言いながら汐菜ちゃんはバックから落ちた
ハンカチや携帯を拾った。
「ごめんねー…
私がちゃんとバック持ってればーーー…」
私がそう言った瞬間、
汐菜ちゃんの手が止まった。
ホームに差し込む光。
それはまるで私を連れ去ってくれるような光でー…。
「華波ーー…あんた、…」