星愛空~届かなかった手紙~
「あっ…すー…すみません…っ…」
ーーーーーえ?!
「すみませんって…~
ゲームしてただけやんッ
そんくらいであやまるなっつの!!
…………………………あ、新入りさん?!」
私が思いきって顔をあげると、
二つくくりで、栗色の目をした女の子と、
雑誌の中から抜け出してきたような茶髪でいかにも関西人。
という男の子が二人揃ってて、ゲームをしていた。
「えぇ?!何…何!!新入り?!」
男の子は私の手を握ってきた。
ジワジワと熱が伝わってくる手に力が入ってしまう私。
…恥ずかしい…。
「あ、ゥチは愛津 葵衣って言うねん!!
よろしくなぁ!!…ってかドコの寮入んの??」