星愛空~届かなかった手紙~
ドアを開けた瞬間頭上から何かが落ちてきた。
ドサドサドサドサーーー…………ッッ!!!
「ぎゃぃぁぁぁぁぁぁあぁああ!!!!!!!!!!!」
私の悲鳴は教室中、いや、廊下中に響いた。
「大丈夫か沙浦ッ!!!」
先生は半分気を失っている私を支えた。
私は落ち着いて何が起こったのかを把握した。
…私の頭の上には大量に白い粉がついていて、
新しい制服も真っ白。
…………………まさか!!
私は片手で顔を触ると…………
「やだぁーーーーーッッ」
予想通り顔も粉で埋もれていた。