星愛空~届かなかった手紙~
私は後輩の歓迎会(のようなの)が終わった後、
すぐさまに寮に帰った。
なんだかいつも以上に疲れたような気がする。
その時…
ーーーーゴンゴンッ
寮の窓からがさつにノックの音がした。
私はすぐに誰だか予想できていた。
ーーーーーガラガラガラ…
「智咲…また来たんだ~……」
「えぇ入り口があるからな~!!忍び込みやすいわ」
そう。智咲がこうして寮の窓から入ってくることは今に始まったことじゃなかった。
智咲と仲良くなった次の日から
智咲は毎日(?!)のように私の部屋に来るようになったのだった。
「……で、今日はどうしたの?」
私は窓をしめながら言った。
「じゃーんッみてみてぇ!!」
智咲は両手を上にあげた。
私はその上をたどって見てみるとー…
「……ノート…パソコン…?!」