星愛空~届かなかった手紙~
“私…今は恋しないのーー…”
“えぇ?なんでぇよ”
…………だって………
“恋…できないんだぁ…”
一瞬静まり返る携帯の奥。
“そうなんやぁ…
どんな理由があるかしらんけど…いつでも相談してええねんでー…”
汐菜ちゃんは一番に私のこと想ってくれる…。
私がここまでこれたのも汐菜ちゃんのおかげかもしれないー…。
“……ありがとぉ…”
“うんー…ごめんなぁ~!また電話する…!”
“うん…バイバイ………”
私は電話を切った。
恋ってー…なんだろー…。
私は要君に恋してたのかなぁー…。
何故かあの日を思いだすー…。
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「痛……ッ……やめてッ……」
「好きだー…華波ー…」
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私が純粋を捨てた夜ー…。
あの時から私は恋をしてたのー…?
ねぇー…恋してたのー…?