星愛空~届かなかった手紙~


真剣な雄樹の顔ー…。

雄樹は私に唇を離してからまた唇を重ねた。

ーーーーーー私は雄樹とキスをしたーーーー

二度目のキスで私は実感したんだ…。

「…………ッ」
「……………………。」

雄樹はまた私の唇を離し私のことを見つめる。

…………私、産まれて初めてキスをした。

「…………やーーーーーー!!!!」

実感するとともに私の叫びは止まらない。

「ペッペッ………汚い~~~~!!!」

私は半分涙目で言った。

「そんなに嫌がることかぁ?!?!」

雄樹は一歩下がって言った。

「当たり前じゃーーん!!!
……ぁあもうさーいーあーくーーーーー!!」

私は唇を袖の裾で何度も拭って言った。

「ハイハイどーせ俺はフケツーマンですよ!!」
「そうだよーフケツーマン!!いきなりキスしやがってえええぇえ」

私は手で口を抑えた。

「……いつまでもなぁ笑ってるから口ふさいだだけやーっつの!!!」

「はぁ~~~~~?
口をなんで口でふさぐんですかー!!」
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