星愛空~届かなかった手紙~
「オイ待てやッ」
早足で歩く私を雄樹が追いかけてくる。
「来ないでーー!!」
私は大声でそう言った。
爽やかボーイとか勘違いしてバカみたい。
初戦、アホとか簡単に言うやつなんだね。
ーーーーーーーギュッ………
「ごめん……。」
ーーーーえ?
私はゆっくりと後ろを振り返った。
「今更?
もーいいってば。」
私は雄樹の手をはらって歩いた。
ーーでも雄樹は追いかけてくる。
ねぇー…なんで?
…ここで自分勝手な女だなぁって武将してよ。
「待てって!
本間待って…俺……お前とケンカとか嫌や…」
雄樹ー…?
やだっー…そんなこと言わないでよー…
ドキドキしちゃうじゃん。