星愛空~届かなかった手紙~



「明々後日でクリスマスやんなぁ!!」
「本間やなぁ~俺、華波になんも買ってへんわ~」
「うそやーん!めっちゃ期待しとってんで!」

冬休みに入った私達は久しぶりの''デート''を
することになった。

関西弁にも慣れてくると同時に雄樹にも溶け込み、日に日に好きになっていく。

これが本当の恋なんかなぁ。

何度も考えた。
でもやっぱり私は雄樹のこと好きなんやぁって
つくづく思えてくる。


そして雄樹は突然と言う程にー…、

「俺ん家来るか?」
と言い出した。

「へ?今日はデパ地下行くんちゃうん~」
私は雄樹の腕を掴んで引き止めた。

ーーーでもー…雄樹の家行ってみたいなぁ。

「デパートとかおもんないしー!!」
雄樹はつまんなさそうに言った。

「またキスしようとか考えてるん~?」

私はニヤニヤと雄樹の顔を見つめた。

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