星愛空~届かなかった手紙~
「華波~!!」
50mほど向こうから瀬玲奈が走ってきた。
瀬玲奈以外。
織香と私は既に駅についていた。
「もう!!瀬玲奈遅い~!!」
織香が貧乏ゆすりをしながら言った。
しばらくして…。
私達はホストクラブへと足を運んだ。
「だいぶ歩くねぇ」
「意外に遠いーし!!!!!」
瀬玲奈と織香はしゃべることを一切やめず
歩き続けた。
一言もしゃべってなかったのは私だけ…。
めまいと吐き気で今にも倒れそうだった。
“しんどい”
そのことばがピッタリ当てはまるように…。