星愛空~届かなかった手紙~


「まぁな!
今度は華波が腰抜かす位~…深いのを……」

雄樹は下をむきながらブツブツと言った。

「はぁ?なんか言ったぁ?
ーーこの変態がッッッッ~~~~!!!」

私は雄樹のお腹をを一発殴った。

ねぇ雄樹~
私、最初は合コンで出会っただけで、
こんなにも好きになるなんて思ってなかったよ。



「あ!華波ぃーーー!!」

道路の反対側から声がした。

私は雄樹にくっつきながら横を向く。

「おぉ!!葵衣 智咲ぃ~~~~!!!」
私は雄樹の腕を引っ張りながら
二人のいるほうへと信号を渡った。

「ぉやぁ~今日もデェトかぃ~?!」
葵衣は雄樹と私をちらちらと見ながら言ってきた。

「で、でーとやで!!」

頬を赤らめて言う雄樹がかわいくて仕方なかった。

「見せつけてくれるやんかァッ」

智咲も葵衣に続いて冷やかし……
嬉しいようなー…嬉しくないようなー…。


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