星愛空~届かなかった手紙~
思い溢れる。
「あ、ベッド座っていいで~?!」
雄樹はリビングに行って、
氷の入ったお茶をカラカラと鳴らせながら再び部屋に入ってきた。
「なぁなぁ、音楽聞いていい??~」
私はたくさん並ぶCDを手にとった。
「うんええで~」
どれも私の好きな曲ばっかりだった。
特に流行りのヒット曲。
私が発売日に行っても売り切れていたCDがたくさんあった。
「どれでも好きなんかしたるでっ」
雄樹は楽しそうにCDを見つめる私に呼びかけた。
「…へぇ?あ、まじッ?!
ありがと~~~~う~~!!!」
ーーーーーードサッ
私の手がCDラックにあたってしまって
入っていたCDが床に落ちてしまった。
「あ、ごめんッ!!!~~~~」
「いいで~そんなん~」
雄樹も私の隣に来てCDを拾う。