星愛空~届かなかった手紙~
私達はキレイで高そうなホテルの一室をかりることにした。
…もちろんお金もかかっていたが、
「自分らのためや!
こんくらいええねん!!」
と笑顔で言った。
そして私はその笑顔を見る度嬉しくなるー…。
ーーーーーガチャ………
「結構キレイな部屋とれたなぁ~」
雄樹は時計や電気、
たくさんの小物をいじりながら言った。
「…あのっ…私、風邪ひくし、8時には寮に帰らないといけないから先お風呂入っていい?!」
私は一人で楽しんでいる雄樹に話しかけた。
「おー!ってそれより大丈夫なんか??」
「……うん…さっきのはただの発作やし!!」
「無理せんときや!
……ってか俺もお風呂入ったろかぁ♪」
雄樹は寝転がっていたベッドから立ち上って言った。
「は?何言ってるんよ!!変態ッ」
私はそう言い残して、バスルームへと入った。